Courtesy of NOAA's

ホエールウォッチングのベスト8スポット

毎年およそ20,000頭のコククジラが、アラスカとメキシコ間を往復する9,656キロメートルの壮大な回遊をします。クジラはベーリング海の餌場から、メキシコのバハカリフォルニアの浅い入り江まで旅をして、繁殖活動を行います。地球上で最も驚くべき野生動物の大移動の一つですが、観察するのは割合にたやすく、特に知識豊富なガイド付きのホエールウォッチングクルーズに参加すれば、確率は高まります (一部の地域では、海辺の崖からクジラの潮吹きやジャンプ、クジラが尾びれを海面に叩き付ける行動などを見ることができます。双眼鏡があると便利です)。カリフォルニア沿岸ではコククジラが注目を浴びますが、シャチ、ザトウクジラ、ネズミイルカ、イルカ、巨大なシロナガスクジラなど他のクジラやイルカも一年のさまざまな時期にこの辺りの海域に姿を現しますので、カリフォルニアの海で感動的な体験をするチャンスはたくさんあります。

Harriot Manley/ Sunset Publishing

メンドシーノのホエールウォッチング

メンドシーノのホエールウォッチング
メンドシーノ沿岸でクジラを観察

毎年11月から4月にかけて、カリフォルニア・コククジラは餌の多いアラスカ南部から、繁殖のためにメキシコのバハの温かい沿岸のラグーンまで回遊します。その途中でコククジラはメンドシーノ海岸に近づき、南に向かう長い旅をしながら潮吹き、ジャンプ、潜水など心に残るシーンで楽しませてくれます。

より近くで観察するには、ホエールウォッチング船の席を予約しましょう。またはアドベンチャーがお好きな方は、海が静かな日にカヤックをレンタルするのはいかがでしょうか。

ホエールウォッチングに最適なスポットは、沿岸の高台にある見晴らしのいい場所。特に穏やかな午前中がお勧めです。街に近い人気スポットには、メンドシーノ・ヘッドランズ州立公園の海岸沿いのトレイルやポイント・アリーナ灯台などがあります。より近くで観察するには、ホエールウォッチング船の席を予約しましょう。またはアドベンチャーがお好きな方は、海が静かな日にカヤックをレンタルするのはいかがでしょうか。

この街ではクジラは注目の的なので、クジラのためのフェスティバルもあります。メンドシーノ、リトルリバー、フォートブラッグはそれぞれウォーキング、講演会、ボートをチャーターする特別イベントを3月に開催しています。

Kari/Flickr

サンディエゴのホエールウォッチング

サンディエゴのホエールウォッチング
ラホーヤの海沿いの崖からメキシコ沖の島まで

サンディエゴは陸上、海上を問わず、カリフォルニア有数のホエールウォッチングエリア。双眼鏡さえあれば、トーリーパインズ州立自然保護区やスクリップス海洋学研究所のバーチ水族館の海沿いの崖からクジラを見ることができます。両方とも、サンディエゴのダウンタウンから北へ約20分ほどの場所です。カブリヨ国定公園の歴史ある灯台にほど近い海抜128メートルのホエールウォッチ展望台は、広々と海を見渡せるホエールウォッチングに理想的なスポット。

クジラを間近に見たい方は、ホエールウォッチングクルーズに参加しましょう。サンディエゴ・ホエールウォッチの3時間のクルーズは保証付き。クジラもイルカも見られなかった場合、別の日に無料でクルーズに参加できます。H&Mランディングはこの辺りの海域に現れるコククジラツアーを12月から3月まで催行しており、夏にはコロナド島へのツアーも行っています。コロナド島はサンディエゴ南東のメキシコ沖にある海洋保護区で、シロナガスクジラやゾウアザラシのほか、シャチも見ることができます。

Peter McCarthy/Flickr

サンフランシスコ周辺のホエールウォッチング

サンフランシスコ周辺のホエールウォッチング
湾岸の街が誇る素晴らしい自然のショー

クジラを見るには、12月から2月の間にポイントレイズ国定海岸の岬へ行きましょう。クジラの専門家によれば、回遊している太平洋コククジラの94パーセントが、サンフランシスコから北に43キロメートル強のこの保護区の岬から1.6キロメートル圏内の海域を通過するそうです。1月は最も多くのクジラが現れる季節で、毎日1,000頭以上が岬の沖を通り過ぎていきます。12月から3月までのピークシーズンには、ポイントレイズの岬への立ち入りは制限され、駐車場からホエールウォッチングのベストスポットまでシャトルバスが運行されます。海岸からクジラを見られるその他のスポットには、モンタラベイやハーフムーンベイ(共にサンフランシスコから車で南に45分弱)の岬があります。または、太平洋に突き出ている海岸沿いの高台に行ってみましょう。クジラが潮を吹いているのを見つけやすいため、白波の立っていない海が穏やかな日が最適です。

通常12月から5月にかけて提供されているコククジラウォッチングクルーズは、サンフランシスコのピア39、およびハーフムーンベイとサンタクルーズから出航します。もっと多くの種類の動物を見たい方には、未開発で野生動物がいっぱいのファラリョン諸島へ行く感動的なガイド付きクルーズをおすすめします。ファラリョン諸島は、サンフランシスコ沿岸から43キロメートル沖にあり、海から露出した尖った岩石がチェーン状に連なっています。この海域は野生動物に満ちあふれており、26種類の絶滅寸前の、または絶滅のおそれのあるクジラ、鳥類、海洋生物が島と周辺の海に生息し、または繁殖などのために訪れます。シロナガスクジラとザトウクジラは毎年夏から秋にかけて、餌を求めてこの一帯にやって来ます。ホエールウォッチングクルーズは通常サンフランシスコを午前8時に出航し、午後半ばに帰航します。

Don DeBold

モスランディングのホエールウォッチング

モスランディングのホエールウォッチング
カヤックに乗って一生に一度のスリリングな体験を

海のアドベンチャーに出かけませんか。一生忘れられない、自然の奇跡を体験できます。カヤックの経験がある人なら、夏の海が穏やかな日にガイド付きのカヤックツアーに参加してみましょう。こじんまりとしたモスランディング沖の海上で、クジラのアクションをじかに見られます。モントレーから北におよそ29キロメートルのこの辺りの海は、野生生物に満ちあふれています。カヤックに乗り込み、沖へ漕ぎ出して、ザトウクジラが潮を吹き、尾びれを上げ、海面からジャンプする様を観察しましょう。

カヤックの経験がない人も、マリーナから出航しているガイド付きボートクルーズに参加して、クジラのアクションを簡単に見ることができます。マリーナにはもう1種類の素晴らしい海の動物、カリフォルニアラッコがよく出没します。ホエールウォッチングツアーは通年で開催されています。

William Warby/Flickr

Whale Watching Near Monterey

Whale Watching Near Monterey
Explore Monterey’s canyon of the whales

Because of the cold, food-rich 1-mile-/1.6-km-deep Monterey submarine canyon just offshore, whales and marine mammals thrive here, making it an outstanding place to see whales year-round. You might also sporadically spot smaller cetaceans such as fin and minke whales, as well as orcas, dolphins, and porpoises throughout the year.

Numerous companies offer whale-watching tours departing from Fisherman’s Wharf. Learn more about what you’ll see with a visit to the outstanding Monterey Bay Aquarium. For prime whale-watching from land, drive south along the spectacular Big Sur Coast, where high points along Highway One provide great whale-viewing spots. On weekends in January and February, join ranger-led whale-watch programs at some of the region’s parks, including Garrapata, Andrew Molera, and Pfeiffer-Big Sur State Parks.

Michele W/Flickr

オレンジカウンティのホエールウォッチング

オレンジカウンティのホエールウォッチング
オレンジ・カウンティでガイド付きクルーズに参加

ニューポートハーバーおよびダナポイントから出航するガイド付きクルーズに参加して、クジラ、イルカ、アシカなど素晴らしい動物たちが数多く生息する海へ乗り出しましょう。ニューポート海底谷が栄養に富んだ海水を海岸近くに引き込んでいるため、遠く沖合いまで行かなくてもクジラの姿を見ることができます。

コククジラが毎年回遊を行う12月から4月がハイシーズンですが、この辺りの海域では一年を通じてさまざまなクジラが姿を現します。5月から10月にかけては、体長が31メートル以上に達する巨大なシロナガスクジラが見られるかもしれません。

一部の専門家の説によれば、回遊するクジラはダナポイントの高さ61メートルの崖を目印としているため、クジラを見つける目安の潮吹きを探すのに最良のスポットとなっています。ダナ・ワーフは、ダナポイントハーバーから出航する2時間のガイド付きホエールウォッチングクルーズを通年で提供しています。ウォッチング船には、20メートルのカタマランも含まれます。ニューポート・ランディング・ホエールウォッチングは、ニューポートハーバーから出航するクルーズを毎日3回通年で提供しています。どうしてもクジラが注目されがちですが、たくさんのバンドウイルカも素晴らしいアクションを見せてくれます。バルボアでは、一年を通じてデイビーズ・ロッカーがホエールウォチングクルーズを毎日数回提供しており、シロナガスクジラ、コククジラ、イルカなどのクジラやイルカ類の目撃率95パーセントという高確率を誇ります。

知っておくと便利な情報: クジラやイルカを称えるダナポイント・フェスティバル・オブ・ホエールズが毎年3月に開催されています。この大々的なイベントでは、レクチャー、ホエールウォッチングツアー、パレードが楽しめます。

Michele W/Flickr

ロサンゼルス周辺のホエールウォッチング

ロサンゼルス周辺のホエールウォッチング
ロサンゼルス沖で見られるクジラ

ロングビーチにあるアクアリウム・オブ・ザ・パシフィックで巨大なシロナガスクジラの模型に感動したら、すぐ隣の港から、またはロングビーチの西のサンペドロから出航するホエールウォッチングクルーズに参加して本物のクジラを見にいきましょう。すぐ沖合いで、6月から10月にかけてはシロナガスクジラを、また12月から5月中旬には回遊するコククジラをかなりの高確率で見られます。運が良ければ、ザトウクジラやシャチも見られるかもしれません。

アクアリウムの近くでは、ハーバー・ブリーズ・ヨットチャーター・アンド・クルーズが、スタジウムシートを備えた最新式のカタマランによるホエールウォッチングクルーズを通年で毎日提供しています。アクアリウムの専門家によるレクチャーでは、マイルカやバンドウイルカなど沿岸で見られる海洋生物についての説明を聞けます。サンペドロでは、1月から3月にかけてスピリット・クルーズがコククジラを探す2時間のクルーズを行っています。クジラが見られなかった場合には、別の日のクルーズに乗れるパスがもらえます。

陸上からクジラを観察するには、サンペドロから西に14キロメートルほどのポイントビセンテ・インタープリティブセンターへ向かいましょう。景色が美しいパロスベルデス半島の岩の多い岬に立つこの施設は、回遊するコククジラを地上から見られる、南カリフォルニア屈指のベストスポット。センターでは、コククジラの子供の原寸大模型などコククジラに関する展示をご覧ください。このセンターのデッキは、米国鯨類協会の研究者が毎年行うクジラの調査に使用されています。

Anita Ritenou/ Flickr

チャネル諸島のホエールウォッチング

チャネル諸島のホエールウォッチング
サンタバーバラ海峡でクジラとイルカが繰り広げるショー

ベンチュラ沖とチャネル諸島の間でできるホエールウォッチングのツアーではクジラやイルカを見る確率が高いです。クジラ、イルカ、ネズミイルカの種は世界中で78種ありますが、そのうち29種がチャネル諸島国立海洋保護区で観察されています。コククジラ、シロナガスクジラ、ザトウクジラが見られないとしても、ツアー船の船長がたいていはイルカの群れを見つけてくれるでしょう。マイルカ、バンドウイルカ、ハナゴンドウなどのイルカのほかに、アシカも見られます。時には、トビウオが船の真上を飛ぶこともあります。

コククジラの渡りのシーズンは通常、12月終わりから4月半ばまでです。体長15メートルの巨体はこの時期、ベーリング海からメキシコへ、そしてまたベーリング海へと移動します。夏はザトウクジラとシロナガスクジラのベストシーズンです。この海に豊富にいるクリルに寄せられてやって来ます。ザトウクジラは比較的よく見つかりますが、シロナガスクジラはもしも見られれば生涯忘れることのできない体験になるでしょう。記録されている地球上の最も大きな動物です。体長は27メートルになることもあり、潮吹き穴から吹き上げる潮は高さ9メートルに到達します。